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  • shimarisugaming

国内でゲーミングデバイスを製造した際の流れ


今回で二回目のブログとなりまして、前回記事ではシンプルにまとめたいと言いながら、かなり文字がゴチャゴチャとしてしましたので今回は本当にシンプルを意識したいと思います(笑)


今回は題名の通り、日本でゲーミングデバイスの製造を製造するとなるとどのような流れになるのかをテーマに話をさせていただきます。


結論から言いますと、楽しい!!!!!でも、かなり大変です(汗)

こんなの作りたい!こうして欲しい!と工場側に伝えて商品にするのはかなり苦労します。

では商品製造の流れを一から説明させていただきます。


  • 商品のアイディア

どのような商品にするのか、そしてどのような機能を持たせるのか。こういった事を最初に考えます。


僕の場合はゲーマー(毎日5時間プレイ)なので、比較的簡単にアイディアが出てきます。

実は今回新発売をする高さ無段階調節可能なフリークは約2年前からアイディアがありました。


  • 設計士に設計図の作成の依頼をする

アイディアがあっても、僕の場合は設計図を作る事ができないので、設計図の依頼をする必要があります。当然ながら設計図は何度も、何度も繰り返しお互いの意見を伝えながら試行錯誤をして完成をするようになります。



  • ・3Dプリンターで試作品の製造

3Dプリンターを持っている工場に試作品の製造を依頼し、実際に設計図通りの物ができるのかを確認します。ここで問題があれば設計図に修正が必要です。


  • 金型製造工場を探す

今回の新商品については東北へ貢献をしたいという気持ちがあったので、割と簡単に工場を探す事ができました。東北で金型製造工場と言えばココ!っていう程に有名な工場へ製造依頼をしています。


  • 打ち合わせ

製造工場の担当者さんと設計図通りに製造した際に生じるリスク、あるいはアドバイスを聞き実際にどのようにするかを決める必要があります。

例えば、この部分の厚みを数ミリ上げた方が耐久性が上がるけど、全長が伸びてしまうのですがどうしますか?等

ちなみに打ち合わせは数十回以上します。


  • 金型製造スタート

やはりスムーズにいかないのが現実です。試作品を何度も作り細かな部分での修正が必要な箇所を発見しては、その都度金型や素材の修正および変更を繰り返します。


  • 商品パッケージ制作

商品のパッケージを制作する際はデザイナーさんとパッケージ印刷業者さんへ依頼をする必要があります。

デザイナーさんへデザインを依頼し、希望の雰囲気を伝えデザインの制作を行ってもらいます。

次にパッケージ印刷業者さんと打ち合わせをし、希望の箱の形状、箱の組み立て方が容易な方が良いのか、箱の素材や特殊加工等の打ち合わせをします。


  • 商品完成

商品が完成をしたらテストプレイをして問題がない事を確認します。



商品完成までは以上です。話は戻りますが、仮にアイディアがあったとしても、構造をどうすればいいのか?って事になりますよね。つまり構造に対してのアイディアも必要になります。


今の構造については、特許出願中の為発売日前にならないと公開をする事ができませんが、沢山の構造部分のアイディアがあったのでその候補だったアイディアの1つだけを公開します。


フリークの頭にあるゴムの大きさを複数用意をしてゴムを交換し高さを調節する。

弊社で販売をしているGAI〇Xのフリークも別オプションでこのような構造になっているのですが、欠点がたく~さん~あります。

無段階で高さを調整する事はできない、めっちゃかさばる、ゴムが取れやすい、質感がチープ、金型が複数必要になりコストが恐ろしい事になる。

以上の事から却下となりました。(GAI〇Xに怒られたら消します)


今回のフリークは高さを調節する事ができたら、高さが合わなくてわざわざ買いなおしたり、違うフリークに付け直したりしなくてもいいよね?そもそも従来品は固定の高さしか無いのに本当に自分に合った高さって何なのかな?っていうアイディアから生まれた商品になります。


想像してみてください。自分がプロゲーマーのようなエイム力を手に入れる為にデバイスを買うのではなくて、開発をしてゲームで活躍をする。そしてそれをみんなに共有をし、共感を得る。いい物って誰かに紹介したくなりませんか?それと同じ感覚です。


自分が使用をして楽しいと思える商品を開発する、それこそがゲーミングデバイス開発です。


最後まで読んでいただきありがとうございました!!!

最後はちょっとかっこよく決めたつもりです(笑)


では良いゲームライフを~~~~


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